Voice



そこには

見慣れない顔が…。





…ん?






「えっ…??」








そして、

今度こそ、

完全に思考が停止した。





そこには、




黒い髪の梓がいた。




嘘…。




信じられなくて、

数回まばたきした。







「…ん?なんだよ。

人の顔、ジロジロ見て。」






そりゃあ見るよ。




あなた誰?



…って言いたくなったもん。






あのホストみたいな金髪だった梓は、

真面目そうに

真っ黒な髪の毛になって、

まるで別人の様。





そんな梓は、

「何だよ?」と、言って、





私の隣りに立つと、

私の腕を引っ張って、

くるっと方向転換させた。








そして…。





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