ふたりだけの特別な絆

二人でお出掛け


「戸締まりも確認したことだし、そろそろ出発するか!」


「は、はい……。」


昼食を済ませて、ひと休みをした後…


予告どおり、私は悠哉さんと一緒に出掛けることになった。


明るい声の悠哉さんに対して、私は…元気のない声で小さく返事をする。


仕方ない…よね。


午前中に行われたレッスンの後も、悠哉さんの傍にずっと居させられたんだもん…。


心臓がバクバクし過ぎて、なんだか疲れちゃったんだよね…。


トボトボと玄関までやって来ると、後ろから悠哉さんが頭を撫でた。


「どうした?元気ないじゃん…。もしかして、外出するよりも、家の中でさっきみたいなレッスンしたい?」


「ちがっ、違いますっ!レッスンは…もう十分ですっ!!」


的外れな悠哉さんの言葉に、私は慌てて首を左右に振った。



< 120 / 467 >

この作品をシェア

pagetop