ふたりだけの特別な絆
「陽菜?」
「…………。」
どうしよう…。
悠哉さんの目どころか、顔すらまともに見ることが出来ない…。
これじゃあ、何かあった…って、ますます思われちゃうよ…。
私は俯いたまま、沈黙してしまった。
「その様子だと…、やっぱり何かあった感じだな…。」
悠哉さんがポツリと呟く。
その後、少し間を置いてから、再び言葉が続けられた。
「まさか、その出来事に真島…って男が関わってるわけじゃねぇよな?」
「えっ!?」
いきなり翔琉くんの名前が出て来たことで、声と共にビクッと体が動いてしまった。
そんな私の反応を悠哉さんが見逃すわけがなくて…
「ふーん…。アイツと何かあったのか…。」
少しムッとしたような低い声が返ってきた。
「何があった?もしかして……告白でもされた?それともキスとか?」
「き、キスなんてされてませんっ!!告白は…えっと…」
“告白”
その言葉に対して、途端に歯切れの悪い声になってしまった私。
口ごもっていると、悠哉さんからフッとため息が零れた。