超能力者だけの世界で。
1、『始まりと冬の日』



―五区代表会議・中央区―



多彩町には、


北、東、西、南、中央の五区でしきられている。

五区には、
それぞれ代表が存在する。




北区代表 浅斬 漸。

東区代表 磁波 カンジ。

西区代表 龍牙 ショウ。

南区代表 時田 破流。

中央区代表 輝空 星。




新しく住居者が入る際は、
五区代表がそれぞれ住民の中から1人代表を出し戦闘を行う。


そして、勝った区がその新しく入る住民を引き取るという条例がある。




「また、新しい住民が入るんだってよ。代表を決めないとな。」




西区代表の龍牙ショウは、気だるそうに言う。
赤髪、つり目の青年。



「電気を操るらしい。要らないのなら、俺の区に欲しいが…。」



中央区代表の輝空 星。
ブロンドの髪、色白の青年。



「あぁ?何言ってんだ。」


「ショウ、落ち着いて。でも、面白そうだ。」




南区代表の時田 破流。
落ち着いた表情。
白髪で藍色の目、童顔の青年。




「面白い奴だよ。破流の言う通りにさ。」




東区代表の磁波 カンジ。
黄色の髪、白衣を着ている青年。何やら楽しそうである。




「知り合いか?」



北区代表の浅斬 漸。
黒髪長髪、邪魔にならないよう一本に束ねてある。
着物を着ている。





「俺の弟だってば。」



『は?』



驚きに包まれた。
ある1人を除いてだが…。







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