君を好きな理由。
2人と別れて家にもどる。

ガチャ

家のドアをあける。

「ただいまー」

「おかえりー」

部屋の奥のほうから聞こえる祖母の声。

手洗いとうがいをすませ、向かうのは母と父のところ。

「ただいま。」

手をあわせる。

両親はもういない。

ついこの間のこと。

いまだに立ち直れないところが少しあるけど、前を向いていかなくちゃいけないのは変わらないから。。。。。。。。

母と父がいなくなって、祖母と一緒に暮らしている。

両親がいない生活にはだいぶ慣れた。

でも、祖母ももう年。

祖母のことも心配だし、そうなると自分のこの先にも不安がある。

でも、その不安を消してくれるあたしにとって一緒の思い出となる、出会いがすぐそこに迫っていた。

そのことを、まだ私はしらない。
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