ひみつのはら

 飛鳥先生だって、由紀ちゃんだって、あたしのお母さんやお父さんだって……みんな信じてるんだから!
 だから、あたしたちがここに来ること、許してくれたんだよ」


 さっちゃんの笑顔が、あたしの不安を包みこんだ。


 こんなときに思うの、なんだか悪い気がするけど……すごく、うれしい。


「本当に信じてもらえる」って感じるの、こんなにいいものなんだ。




 じゃあ。


 あののはらも、あたしが「ぜったいある!」って信じたら、うれしいかな?


 そしたら……辿りつけるかな?



 あたしたちのこと、待っててくれるかな?




 サワーーとふく風がやさしくて、思わずあたしは見た。


 風の来たほうを。





「さっちゃん」


「なあに?」





「あたしたちの探してたのはら、あったよ」










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