リフレイン
――その頃、司令官室。
「……ったく…どうするかな、水樹のヤツ…」
「でも水樹がいなくなったら俺達はやっていけませんよ……。水樹はチャラけてますけど、バカじゃありません。あいつを甘く見ると痛い目に合いますよ」
司令官室には桐島がいた。
「……あぁ…まぁそうだな。」
「……水樹は…あぁ見えても凄く頑張ってます。責任感は人一倍強いです。多目に見てやって下さい」
「…まぁ桐島が言うなら……確かに水樹の腕は確かだがな。」
「でも確かに司令官の言う通り、司令を無視して行動するのはよくないです。それは俺からもよく言っておきます。」
「おぉ、助かるよ桐島。あ、あとな明日我が特殊部隊に新しい隊員が加わる」
「新しい隊員……ですか?」
「あぁ。なんでもかなり優秀な腕を持ったやつらしい。」
「そうなんですか…それは頼もしいですね。」
あたしはまだ気付いていなかった
あれがあたしとあの人の運命の出会いだったなんて――…