子うさぎのお世話




まぁ……、確かに夜は御主人様に美味しくいただかれちゃった雪兎ではあるけれど。



「~~~っ!」



ついつい昨夜の甘い一時を思い出してしまい、白い頬がほんのり染まる。



「…ほらっ!赤くなってんじゃんかぁ~!!

そんなの知りたくなぁ~い!!」



耳を塞いで秋良は本気で嫌がっていた。



「うるさい。…うさも合意のうえだ。」



そんな秋良に対し、時春は完全に開き直った態度だ。



「……っっ!?

あっ、悪魔ーーっ!!」



「うるっさいのよ!!バカ秋良!!」



ギャーギャーと騒いでいるうちに校内にはぞくぞくとお客さんが入ってくる。



大人から小さな子供まで……



最終日の今日は一般の人達も入れるのだ。



4人もそれぞれの仕事に向かった。



因みに時春は今日は死んでもやらないと…麗しの孤高の狼様は封印されて、秋良に文句を言われつつ裏方をしている。






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