君に笑顔を ~地味子に恋したイケメンのお話~
少年の怒り
数日後の学校での事。

「達也…」

休み時間に、前の席の圭介と他愛のない会話をしているところに祐子が近付いて来た。

「ん?」

祐子は二人に顔を近付け、小声で告げた。

「瑞希ちゃんを虐めた犯人グループが分かったわよ」と。

「本当か!?」

「うん。どうする?」

「そうだなあ…。放課後、呼び出してくれないか? 体育館の裏に」

「分かった」

「おい、そんなこと出来るのかよ? ヤバイ奴らなんじゃねえの?」

と言ったのは圭介だ。

「あんたも手伝うに決まってるでしょ?」

「えーっ」

「嫌なの? もうデートしてあげないわよ?」

「分かったよ…」

二人のやり取りに達也はクスッと笑った。圭介が尻に敷かれた感じではあるが、いい感じだなと思った。
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