【短編】秘密な愛詩
真梨子のクラスで、龍紀の事を考えつつも、
いつも通りお弁当を食べてると。

ブッブッブッブッ

私の携帯がなった。

新着メール1件

「メールだ、ちょっと見るね。」

真梨子に断りを入れてメールを見る。

-龍紀-

ドキッ

謝りのメールかな。

正直…龍紀の態度は許せなかった。

けど、謝ってくれるなら、許しても良いよ。


恋って…ちょっとの事で、私を惨めにも、幸せにも変えてしまう。

さっきまでの、怒りは消えつつあった。

そんな事を考え、メールを見た。

何これ?

自分の身体が、自分の物じゃないかのように氷つくのを感じた。

「誰から?」

と、真梨子がお弁当にあった目線を私にもってきながら、聞いてきた。

そして私の表情を見て、真梨子の表情も曇った。

そして真梨子は、口をつむった。

そう、そのメールは、私の予想を反したメールだった。
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