超能力学園
弱い
♀桃華



あたしはここに来てから、みんなと仲良く出来てた。




友達はもちろん、先輩も後輩も大切にしてきたしあたしなりに気をつかってきた。





それでうまくいってたから大丈夫だって思ってた。






だから…今、呼び出しくらってることが信じられない!!






「あの〜…。」

「んだよ!?」





ダメだ。




話できない。





相手は同級生3人か…。






「ってか…まず、なんであたしが呼び出されてるかがわかんないんだけど…。」

「それまぢで言ってんの?」

「なめてんなら殺すよ?」

「いやいや、まぢで何で!?」





殺す、なんて普通の人ならただの脅し文句なんだろうけどね。





あたしたちには、リアルに恐怖を感じる言葉。






「あんた、前から気に入らなかった。偽善者ぶってさ?みんなに、男に囲まれるのが嬉しいだけでしょ!?」

「はぁ?」

「転校生の蓮くんまでたぶらかして…。」






つまり、女の嫉妬か…。




って…偽善者だと?





ただの偽善者だって思いたければ勝手にすればいいけどさ…。




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