希望の唄~運命とぶつかった純愛の物語~
あなたが居たから


―――少ない拍手。

ライブハウスとは、比べ物にならないくらいに少ない数の拍手。

でもみんな、見てくれてる。


「お母さんっ・・・お父さん・・・亮介ぇ・・・」


あたしがギターから手を離して泣き崩れると、3人があたしを抱きしめる。

久しぶりに感じる温かさ。

愛。

何年ぶりだろうか。

あたしが崩して、あたしはそれを人のせいにして。

もちろん個々に悪いところもあった。

でも自分が原因だと認める強さがあたしには無かった。

そう。

幼さだ。

でも――――

今はココにある。

ずっと求めていた愛が。


「・・・・・センセ」

「ん?」

「・・・あたし、よかったよ」


涙を拭いて、笑って見せる。


「あたし・・・先生に出逢えてほんっとによかった!」


あたしが本当の笑顔を見せると、先生は声を出して笑った。


「クサイこと言うなぁ!キザなヤツめッ!!」


先生は照れ笑いで3人に囲まれてるあたしの頭を撫でる。

その目にはうっすら涙があったこと、あたしは知ってる。



< 53 / 53 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

今日も雨が降りました。

総文字数/1,667

恋愛(純愛)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私が彼を好きになった日 私が彼と付き合った日 私と彼との初デートの日 私と彼が喧嘩をした日 私と彼の未来――― 私が恋をして 私が彼と生きた日々は いつも雨でした。
水色ミステリアス。

総文字数/4,824

ミステリー・サスペンス7ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
――俺は、冷たい。 西島 美希斗(ニシジマミキト)はクールな高校1年生。
キャンバス。

総文字数/1,315

恋愛(学園)2ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
甘い恋 苦い恋 たまには、キュンとしたり たまには、ホロリと涙をこぼしたり 「愛さなければ良かった」なんて思うこともあれば 「ちゃんと愛せば良かった」なんて思うこともある

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop