黒い髪の婚約者?!
「じゃぁ次、何で婚約者なんだよ」

「お前、馬鹿なの?」

「お前が馬鹿なんだろ。」


自己紹介が終わって早々

銀音と美斗は口喧嘩っぽいのを始めた。


「はぁ?自分の事も分かんねぇくせに!」

「分かんなくて何が悪ィんだよォ!!」

-ビリビリ-

これが世間的に言う、火花を散らすってヤツだ。


「取りあえず、美斗ちゃん。お前は社長令嬢だよ?

そこは、分かるよね?」


「・・・・・・そうなのー?七貴ィ?」


美斗はキッチンに居る七貴に聞いてみる。

「そうだよー。にぃちゃんはお父さんの会社の方だしねぇ」

「ほほぉ。・・・社長令嬢だってよ!」



この時、銀音と遼架は思った。

((コイツ、頭大丈夫なのか?))
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