ブラッツ
「?!」
生きている…?!
「ー…」
聞こえない…
少年が、懸命に何かを言っている。
少女は耳を澄ます。
「生きろ」
風が吹いた。
冷えた体を芯まで冷やしていく。
とても冷たい風。
一瞬息が止まった。
少年の声が、聞こえた。
はっきりと聞こえた。
「なんなの…よぉ…!!」
少女は大泣きした。
あたしの心配じゃなくて、自分の心配しろってのに…
心が少し、温かくなった。
ホワっと何か。
何か…