勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


クラスメイトの五十嵐とキスしやがった。


俺はそれが許せなくて絆奈の肩を殴った。


痣が付けば俺の物だという証拠だ。


それだけじゃ満足できなかった俺は二発目を構えた。


絆奈はそれを避けようとして、落ちた。


けれど逆に良かったのかもしれない。

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