勿 忘 草 ー記憶喪失の恋ー【上】


さっき希夢が絡んでいた男の子がやって来た。


「な、な、なんでもない!」


女の子は俯きながら教室を出て行った。


「なんだよあいつ…あ、俺雷門寺琇(らいもんじしゅう)。よろしく、桜小路さん。」


「よろしく!」


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