恋の病
「何…?」

真由が話しかけてきてくれた。そのことが嬉しいのに、緊張してしまう。どういう風に話したら良いんだろう―――――

あれからあたしなりに考えてた。間違った事は言ってないと思う。

でも傷付けるとか、そんなつもりはなく、我慢していた言葉も一気に出てしまった事。

謝った方が良いのかな―――

今もこの瞬間もあたしは謝った方が良いのか迷っていた。

心の中が表情に出てしまったのかな。真由もどうしたら良いのか分からない様だった。

疎らな教室のざわめきの中、二人の間には無言が占めていた。

先に沈黙を破ったのは真由だった。


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