ねぇ?好きって言って

「あなたが毎月、姉の月命日に、事故付近にいたのは、知っていたんです。でも弔いのためだろう、と思っていたんです。」

 声が震えている。泣いているんだろうか。

 涙が止まらない。彼女の顔を見ることができない。
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