閻魔彼氏と悪魔彼女

side莉桜奈

「なんで!?」

ただいまの時刻、PM2:00。

あたしが今乗ってる車はロイヤルホテルへ行くらしい。

「莉桜奈様のお誕生日パーティーだと聞いております」

冷静に咲良が返す

でもウチは誕生日パーティーなんかしたことないから

「騙されねぇよ?」

「…分かりません。とりあえず行きましょう」

「…イヤ」

「…行きましょう」

「こっから飛び降りるよ」

車のドアを指差す。

「明日の1面トップが事件なんて悲しいですよ」

「ロイヤルホテルってウチ所有じゃないじゃん。やだ!頭下げんのキライ」

「高校生にもなってワガママ言わないで下さいよ」
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