毒舌姫と俺様クールな王子様


あっ…、一か八かあの手を使おう。



「華那ちゃ〜ん!どこ〜?早く帰ろうよ〜」



「えっ…?」



「やべっ!!誰かくる!」
「早く逃げようぜ!!」



ふぅ、作戦成功…
よかった〜
あっ、華那さん大丈夫かな?



そっと体育館裏を覗くと華那さんが地面に座りこんでいた。




「あの…大丈夫でしたか?」


「あなたが、私を助けてくれたの?」



「はい。まぁ一応…」



「ありがとう…助けてくれて…」



「いえ、当然の事ですよ。」





< 16 / 131 >

この作品をシェア

pagetop