秘密なこと
第八章
「ん〜♪美味しい!!」

ケーキを頬張りながら私がうっとりしていると


「ははっ!!LIRは美味しそうに食べるな〜」

目の前に座り、ブラックコーヒーを飲みながら亮さんが笑う。


「だって本当に美味しいんですもん!!

それより、今『LIR』って呼ばないでください!!ばれちゃいます…」

私は一応、変装のために眼鏡をかけている。もちろん伊達眼鏡。


「あ、そうか。…じゃあ何て呼べばいい?」


「私、本名が『杉田美香』なので『杉田』って呼んでください!!」

“ごちそうさま”と手を合わせ、ミルクティーに手を伸ばした。
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