秘密なこと
カバンを置いて、スケジュール帳を開く。

「どのくらい?」


「三日間!!急ピッチで撮るみたい」


「そっか。頑張れよ。

あと、気を付けろよ」


「はいはい」

苦笑いをしながら席に着くと、クラスの女の子がやって来た。


「相変わらずお熱いですね〜」


「や、やめてよ!!」

そういえば、不思議なことに、私と雅也が付き合うってことになっても、周りの子達にやっかまれたりしなかったんだよね〜…。


そんな思考を見透かしたかのように

「まぁ、雅也と美香ちゃんはくっつくかなって思ってたし。」

と言った。


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