秘密なこと
《お似合い……ってお似合い!?


嬉しいな…》

自分の口角が上がるのを感じながら、私はずっと女の子と話していた。




二時間目が終わると、私はカバンに教科書を詰め込んで、帰る支度を始める。


空港への移動もあるから早めに出なきゃね。

沖縄に持っていく服とかは、マネージャーさんに預けてるし……


「よしっ!!」

カバンを肩にかけ、皆と挨拶をしてから教室を出る。

途中、雅也が追いかけてきて、校門まで見送ると言ってくれた。

< 149 / 194 >

この作品をシェア

pagetop