秘密なこと
「!!!!」

カメラのシャッターが押される。


亮さんの手は頬から移動して、唇に触れた。


「ちょっ…亮さん!?」


「黙ってろ…」


雅也の手だと意識しようとするが、さすがに厳しい。

《亮さんの…亮さんの手が〜〜!!》


顔が熱くなる。


またシャッターが押された。


「よしっ!!」

そう言って亮さんは私から離れた。


「LIR!!おいで!!」

私も立ち上がって亮さんの後を追う。

「ほら、今撮った写真。」

そう言って見せられた写真には…

「え…?これ私!?」

目を疑う自分の姿。

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