だいすき!



あたしは体を出来る限り揺すった



「っせぇな、誰だよ」



居眠り男は顔だけこちらに向けた


か、カッコいい!!


あたしは思わずその人の顔に見入っていた



「なに?」


「あ、そだ。
そこあたしの席だからどいてくれるかな?」


「は?俺ここじゃねぇの?」


「名前は?」


「山田風雅」



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