雨上がりの空
屋上
そんなこんなで1日が終わり
次の日から私は屋上に行くようになっていた。
なんと今週いっぱいは晴れるそうだ。
梅雨にしては珍しいことだった。
今日も私は屋上に行った。

屋上の風はすごく気持ちが良い。
思わずここで眠りそうになってしまうほどだ。

いつものように屋上で大の字に寝っ転がった。
「ん~~~~っ!!気持ち~ww」

吸い込まれそうなほど青々とした空で
私は自然と空に手をかざした。

(あの空に飛んでいけたらなぁ・・・・)

そう考えながら「ふふっ。」っと笑ってしまった。

「ぅおーーーーい!!!空っ!!!!!」

突然屋上のドアの方から声がして
私はまたもや振り返る。

そう。隼先輩だった。

隼先輩はいつも突然現われる。

いや・・・私が隼先輩の来るかも知れない所にところに来てるからか?

私は起き上がり隼先輩に手を振った。
隼先輩も手を振りながらこっちに走ってきた。

「なにしてんの?サボりかぁ~?いっけないんだっ♪」

「違いますよ。まだ休み時間じゃないですか。」

「は?もう授業始まってるべ。」

「え・・・・?」
私はポケットから携帯を取り出し時間を確認した。

【6月15日 水曜日  午前11時00分】

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