からふる・ぱれっと

「つか、俺の家の場所ならわかるだろが…。」


「あ!そうでした。」


「馬鹿…。」


汐莉は苦笑いした。


「まぁいっか。こうして会えたんだしな。」


「そうね。」


汐莉の笑顔につられて、俺も笑った。


その後は店の皆でどんちゃん騒ぎだった。



「汐莉。」


「何?」


隣に居る汐莉を抱き寄せて、耳元で囁いてやった。


「今夜はあの夜みたいに途中で止めてやんねぇから、覚悟しとけよ?」


汐莉はびく付いた後、真っ赤になった。


「もう離してやんねぇよ。」


やっと会えたんだからな。


【完】
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