【短】ひこーき雲
『キレイですね。学校の外なら俺も見てみようかな…。』

送信ボタンを押す。

「な〜誰とメールしてんの?」陽介が机に座って聞いてくる。


「秘密。」短く答えると再び携帯が震えた。


『校門を出て右に曲がって左に……。
分かりにくいですよね、すみません。

よければ、案内しますよ?』


ガタン!イスを倒して立ち上がる。


「わっ!何だ…?どうした大地?」


「悪い…先に帰るな!!」

急いで机の横にかけてあったカバンを取り、教室から出る。


階段を一段飛ばしで駆け下り、靴を履き替える。


校門に向かうと彼女がいた。
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