不良少女の恋
聖也と蒼磨は何回か会ったことがあった。

それは集会の帰りに私の家に聖也が寄ったりしてるから。


親同士が昔から仲が良いから家を行ったりきたりできた。

「聖也ー!」


「蒼磨!」

「また実紅ん家かー?」

「おう! 何だー妬いてんのか?笑」


「・・まぁなー笑 大事な妹だし」


蒼磨は私のこと妹としか思ってない。

これが一番辛かった。


『実紅。ゴメンな。妹だなんて思ってねぇよー』

こんな平凡な日々が一瞬にして壊されるなんて・・・




「有田・・・実紅・・・。
絶対許さない・・・」
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