響け、空に―
第五話
空気が冷たく、横を見ると、カエルやら何やらがホルマリン漬けにされたビンが棚いっぱいに並んでいる。


ここは理科準備室。

その不気味さから、あまり人が寄り付かないので、女子はここで人の悪口や秘密の話をしていたりする。


「ねぇどういうことなの!?」


四時間目が終了し、お昼休み。

私はお昼をさっさと食べて、孝も食べ終わったのを見てからここに引っ張りこんだ。


「…何が?」


「何で先生にも病気のこと伝えてないの?」

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