意地悪てぃーちゃー
言い逃げはさすがにまずかったかなぁ…

とか思いつつ、うちは井澤の話を聞いていた。


そしてついに、通知表が配られ始めた。

出来れば欲しくない…。
一気に教室は騒がしくなって、みんな成績を見ながら騒いでいた。


いよいようちの番が回ってきた。


「ん~…。ギリギリやなぁ。とりあえず、放課後残って。イロイロ話がある。」


「はーい。」


うちは通知表を受け取って、自分の席に戻った。

通知表の中身を見て、絶句やった。
これはヤバイ・・・。

生徒会を言い訳にしたらアカンけど、行事頑張りすぎたかな。


「冬休み入るけど、お前等ちゃんと勉強しろよ~。学校が開いてない日以外やったら、いつでも質問来てええからな。以上解散。よいお年を~。」


そのままクラスは終わった。
こっから、本格的に受験シーズンかぁ。


うちは荷物を持って、井澤の近くに行くと井澤は囲まれていた。


うわぁ~…
正直見たくないなぁ。
それに話しかけにくいし…。

うちは少し離れた所から、井澤の姿を見ていた。


井澤気付いてくれんかなぁ…。
うちは全力で気付け光線を送っていた。


って、どんだけメルヘンやねんな。
そんな自分に呆れながら、井澤を見ていた。
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