意地悪てぃーちゃー
学校に着くと、ダッシュで職員室に向かった。


職員室のドアを開くと、学年の先生全員が心配そうにこっちを見た。


「合格しました!!」



うちがそう言うと、笑顔でおめでとうと言ってくれた。


そして井澤と荒木ちゃんがうちの傍に来て、一緒に職員室から出た。


そのまま生徒会室に向かった。


「北沢ぁ!!

合格おめでとう。」


生徒会室に入るなり、荒木ちゃんが笑顔でそう言ってくれた。


「ありがとう。」


「心?よう頑張ったな。
残りの中学生活は、楽しんでくれ。」


「うん。

ってか、あの話聞かせてや。
何が起きてる?」


そう……………
受験前に、合格したら話すって言われた話。

荒木ちゃんと井澤が、隠してるコト。


井澤が何かを決めたように、口を開いた。


「実は………


俺と心が付き合ってるって噂が流れてる。

俺等が仲良いんは、学年の先生方も知ってるし、先生方は全然信じて無いねんけど教頭だけが…」


「なるほど。
今から教頭の所行ってくる。

それから、卒業式まで学校で必要最低限しか関わらんようにするな。」
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