意地悪てぃーちゃー



先生も忘れんとって。

何があっても、うちはずっと先生の生徒やから。

先生はうちにとって、“特別”やから・・・」



言っちゃった…

これ告白に近いよな?


空気に流されてしまった。


井澤の抱きしめる力が一瞬強くなって、すぐに井澤は離れた。



「おっし………

そろそろ帰るかぁ。


あれ…
泣いてんの?」



あのですね…

さっきの雰囲気は?


なんかケロッとしてません?


「泣いてへんもん。

帰ろ帰ろ~。」


あっさりそのままうち等は車に乗って、普通の話をしてた。




しばらくして、家の近くのコンビニに着いた。


「先生。
今日はありがとう!

めっちゃ楽しかった。」


「いえいえ…
まぁおめでとうさん。

家まで送らんで大丈夫か?」


「大丈夫大丈夫。

ありがとう。
んじゃお疲れ~。」


うちはそのまま車を降りて、家までゆっくり歩いた。


もう卒業かぁ…



そして家に着いた。
< 256 / 280 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop