意地悪てぃーちゃー
なんて冗談を言うと、みんなも笑顔になってた。


「・・・ったく。

心ちゃんは素直ちゃうねんから。


おっし。
んじゃ生徒会の奴は、柳を中心に体育館で仕事や。
詳しいことは、前田先生から指示あるから。

今から、生徒会室には近付くなよ~。
心が号泣するから。」


なんて井澤の冗談に、また雰囲気が和んだ。

蒼空以外は荷物を持って、生徒会室を出て行った。


「心先輩。
俺が先輩の後ちゃんと継ぎますからね。

やから明日は、先輩らしくやってください。

んじゃ、先輩。
また明日。」


「蒼空~ありがとう。

蒼空の生徒会を作りや。
ちゃんとみんな着いて来るから。

蒼空の送辞、楽しみにしてるから。

また明日。」


そのまま蒼空は、手を振って生徒会室を出て行った。


蒼空・・・
頑張れ!会長。


うちは蒼空の背中に、ココロの中でエールを送った。
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