僕らだって恋をする。

廊下側一番後ろの俺

気づくと、俺は寝ていた。


どうやら、泣きつかれてしまったらしい。


「……教室、戻るか。」

途中、トイレで顔を洗ってから教室に戻った。


帰りのホームルームの時間のはずだが、教室は騒がしい。



「何してんの?」

近くにいた陽人に聞いてみた。


「……席替えだってよ…」

陽人の周りには、どよーんとしたオーラ


よっぽど遠藤と離れたく無いんだろう。



苦笑いをしながら俺もクジを引いた。

《……廊下側一番後ろの席か……

教卓前とはさよならだな。》


荷物を移動させて座る。


…やっぱり景色とか違うな。

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