僕らだって恋をする。
「俺ってわかりやすいのかな……」


「さぁな。

……お前、凛香を好きになるなよ?

あいつかなり扱いにくいから。」


「……すぐ次になんていけるかよ。

てか仲里、彼氏いるじゃねぇか。」

俺はカバンを持って章斗と教室を出た。



「………そうなんだよな。」


「ところで章斗!!」


「……何だよ」


「そろそろテストだろ?だからさぁ…」


「無理。ノートは貸さない。

てか貸せない。」


「はぁ!?何でだよ!!」


「俺もノート写してないから。

テストは毎回、凛香のノート読むだけだし。」


「………。」

それで学年トップ取れてるんだから素晴らしいよホント……

< 104 / 158 >

この作品をシェア

pagetop