僕らだって恋をする。
「仕事が無いんじゃないの?」


「もう三時間目だぞ!?今の今まで仕事が無いなんて…」


「……あ、遠藤」

不意に小説を読んでいたはずの章斗が校舎の方を向いて呟く。


俺は章斗の元へ駆け寄り、校舎の中を見た。

そこには、大量のプリントを抱えた遠藤の姿――


「……ちょっと行ってくる…」

俺は屋上を飛び出して遠藤の元に向かう。


「……遠藤…」


「えっ!!大谷君!?」

遠藤は目を丸くした。


「……半分持つよ。」

遠藤からプリントを受け取り、一緒に運ぶ。


二人の間は無言――
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