勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜




抱き着いてきた紫苑の背中に手を回した



やっぱり俺にはこいつしかいらない



紫苑がいればいい。



その思いを込めて強く抱きしめると


「苦しいよ〜ゆ…ぅ」




ごめん紫苑そんな事気にしてられないみたい




「王子様も大変だね〜天然無自覚無防備お姫様だと」


ニカッって笑って言ってくる男を見て

もしかして紫苑が他の男に何かされないように見ててくれたのか




「ありがとな」



「いやいや礼はいいから早く楽しんできな〜」




悪いやつじゃないみたいだな


ホッと安心してると男は俺のポッケに紙切れを入れてどっか行った

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