勿忘草〜永遠に捧げる私の気持ち〜




あれから少ししてから信矢とわかれて紫苑の病室に入った



紫苑のお母さんは一旦荷物を取りに帰ったらしく


西岡だけが残っていた


俺が来た事に気づいた西岡は紫苑に一言挨拶してから部屋を出ていった



「紫苑また来るね」



それでも返事はなく規則正しい呼吸だけが聞こえた


それだけが紫苑が生きているという証



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