信じること、信じられること。
信じること、信じられること。
信じられることに不慣れな僕は
信じられることをも拒むんだ


だって


信じたのに
裏切ってしまうかもしれないじゃないか


信じてたのに…
信じてくれてたのに…


裏切り合って
傷つけ合うかも
しれないじゃないか…


君は、怖くないの?


信じること、
信じられること。


信じてくれたって
僕は何も返せやしない


だから


君との間に壁をつくるんだ


高く
高く
もっと高く


そして僕は
ひとりになった


だけど


トビラをたたく音がした


僕は無意識に
高い壁にトビラをつけていたらしい


やっぱり
ひとりは寂しかったんだ


信じなくても
信じてもらえなくても


ひとりは
嫌だったんだ


心が叫んでた


トビラを開いたら
いつもと変わらない笑顔で


「迎えに来たよ」


なんて言ってくれるものだから


信じてしまうじゃないか
信じられることまでも


いいかもしれないと
思ってしまったんだ


信じること、
信じられること。
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