Brad.


?「瑠璃垣 忍(ルリガキ シノブ)だ。」

私がじーっと見ていたせいか、忍という人は自分から自己紹介をしてくれた。


『どうも。』


返事を返していると、そのまた後ろの方から…。

ビュンッ!


突然に石がものすごいスピードでこちらに向かってきた。

忍「まさか、アイツ…。」

『ふーん、心辺りはあるわけね。』

私にもそれくらいは分かるけどね…。

私は能力を使う事すらなく、ほんの少しだけ体の角度をずらし、簡単によけた。


『あら、この程度なの、No.2さん。』

さすがに能力も使わずにかわしたのが驚いたのか、気が緩んで次の攻撃のタイミングを完全に逃してしまっている。



美咲「チッ!」
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