コンプレックスラブ


「…分かった。分かったから離して」

渋々、といったかんじでゆっくり腕の力を抜いてくれた。

確かに、この力の差は男と女のもの。頭だけじゃなく、体でも認識した。

「…ごめん」

「………帰るね」


力が抜けた腕から抜け出して落ちたバッグを拾って、玄関に向かう。

なんでこうなっちゃんだろ。やっぱ家に来なきゃよかったかな。
サンタは意地悪だな。

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