ストロベリー革命
第6章 婚約破棄大作戦
翌日、土曜日。有難い休日のはずなのに、二人は朝から話し合いをしている。
というか、作戦会議中だ。
「ここまできたら、俺は最後まであいつ等につきまとってやる。俺、全然関係ない他人だけど中途半端は嫌だ」
「よし、あたしも頑張るよ! でも怜華達に何も言わないくていいのー?」
「ぅうゔっ……。ゆ、友情だと思えばいいじゃん!」
痛いところをつかれた。
怜華達に何も言わず、勝手に動くのもしっくりこない。
直はあぐらをかいて手で顔を覆い、
「いくら友情でも俺達関係ないのに、勝手に話を進めるのはダメだよね……」
指の隙間から天花を見る。
「怜華の部屋行ってみるー?」
直は小さく頷いた。
只今時刻は午前八時。普通なら休日はもう少し遅い起床だが、今日に限って早く目が覚めてしまったのだ。
「起きてるかなー? 同じ部屋の人誰だっけ?」
「知らない。あいつ一人だけ呼んで、俺達の部屋で話したほうがいいと思う」
というか、作戦会議中だ。
「ここまできたら、俺は最後まであいつ等につきまとってやる。俺、全然関係ない他人だけど中途半端は嫌だ」
「よし、あたしも頑張るよ! でも怜華達に何も言わないくていいのー?」
「ぅうゔっ……。ゆ、友情だと思えばいいじゃん!」
痛いところをつかれた。
怜華達に何も言わず、勝手に動くのもしっくりこない。
直はあぐらをかいて手で顔を覆い、
「いくら友情でも俺達関係ないのに、勝手に話を進めるのはダメだよね……」
指の隙間から天花を見る。
「怜華の部屋行ってみるー?」
直は小さく頷いた。
只今時刻は午前八時。普通なら休日はもう少し遅い起床だが、今日に限って早く目が覚めてしまったのだ。
「起きてるかなー? 同じ部屋の人誰だっけ?」
「知らない。あいつ一人だけ呼んで、俺達の部屋で話したほうがいいと思う」