想い人〜許されないこの想い〜
「お前、俺のことどう思ってる?」

今度はストレートに伝えましょう。

あなたから体を離して顔を見る。

「好きですよ?大好きです。」


私がこう言うと、あなたの顔はみるみる赤くなった。

「え…先生顔赤い…」


「ちょっ…!!見るな!!」

あなたは顔を隠した。


「椎果〜?そろそろ帰らない?」

葉月が戻ってきた。


「あ、うん!!今行く〜!!

じゃあ、先生…また明日。」

私は葉月の元へと駆ける。
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