白い約束
『冴嶋さん、具合はどうですか?』



白い世界が、黒く塗りつぶされていく。



広がる、灰色の世界。



『…はい。大丈夫です。』



『軽い貧血もありますので、点滴しときましょうね。』



『…はい。』



優しい笑顔の先生。



『また何かあればいつでも呼んでください。』



彼はそう言って、隣に居る人にも会釈をし、出て行った。
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