白い約束
『無理しないでいいのよ。ゆっくりでいいんだから。』



『ダメダメ。油断してたら卒業出来なくなっちゃうじゃん。これ以上お父さん、お母さんに迷惑かけれないから。』



涙ぐむ母親を横目に、まとめた荷物を抱えて。



『先生、お世話になりました。また、通院来ますね。』



先生はニッコリ笑ってくれた。



深々と頭を下げる、母親と私。



タクシーが出た後。



バックミラーに映る、先生の姿と…桐生さん?



来て…くれてたんだね。



あれ以来、一度も私の前に彼は現れなかった。



先生とも、しばらくはお別れ。
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