4 X’mas story
店に戻ると、アイナを抱きかかえたレジ係が慌てて僕に向かって手を振りながら駆け寄ってきた。

「どこにいってたんですか!砂糖が、砂糖が戻ってきました!」

「え?」

僕とティナは顔を見合わせ、レジ係の後を走って店の中に入った。確かに砂糖が戻ってきている。

「いやオレもね、アイナの御守りをお願いされて、家にいるのが飽きたっていうんで、何気なくお店にもどってきたら、置いてあったんですよ!」

つまり犯人が捕まって砂糖が徴収されたわけではなく、犯人がここに砂糖を戻したということだろうか。

とはいえ、そんなことは最早どっちでも良かった。

とにかく
「さぁ、アイナのケーキを作ろう!」
それが今の僕たちには何よりもうれしかった。
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