パラレル・ワールド~君と僕の今


だから、あの後始まった茶番の席から、

「あ、俺、この子達を母屋で遊ばせてくるわ。

俺、そういうの興味ないし……

ほら、坊主、行くぞ」

子供の守を買って出て、逃げようとした。


「あ、じゃ、あたしも一緒に。

ほら、くるみちゃん?

お姉ちゃんと一緒に、あ・そ・ぼ」

そう言って、小さい女の子の手を引き、レイが俺に着いて来たのは意外だったけどな。



あいつは、ああいう不思議なもんに興味があるもんだとばっかし思ってたからさ。

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