あの丘に…

彼と

どれくらい歩いただろうか?夢中で周りを見ていたから時間があっという間に過ぎた。

『ここが私の家です。古い家で申し訳ありませんが…。』

『いえ。そんな。』

申し訳なさそうな彼に私は笑顔で答えた。本当にそんな事どうでも良かったから。ただ外に出られただけで十分幸せだったから…。
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