またいつか
第二章 ありがとう
私が養女だなんて……。




じゃあ私は、この家の人間じゃなかったんだ。



だったらもうこの家にはいられないじゃない──……。







バタン……





私は夜の寒い外へあてもなく出て行った。





リビングでは……



母が


「今、ドアの音がしませんでしたか?」





父に問いかけていた───……。
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